銀の認定とは、企業が健康経営優良法人として認定されるための制度です。従業員とその家族の健康を守るために、企業全体で健康づくりへの取り組みを宣言する「健康企業宣言」を行い、健康づくりに関する一定の成果をあげることで「銀の認定」を取得することができます。
銀の認定では、健康経営を行うための環境づくりを目指します。東京都所在の医療保険者(協会けんぽ東京支部、健康保険組合など)に加入している企業が対象となりますが、他県に所在している場合でも参加できるケースがあります。
銀の認定を取得するためには、「100%健診受診」を宣言し、以下の6項目に取り組む必要があります。
健診結果活用
健康づくり環境の整備
食事管理
運動
禁煙
心の健康
これらの項目に6か月以上継続して取り組み、加入している医療保険者に銀の認定の申請をすることで審査が行われます。審査の結果、定められた採点基準のうち、80点以上を満たした場合に銀の認定証が交付されます。
銀の認定を取得するメリットとしては、従業員の生産性の向上、企業価値の向上、労働災害の減少などが挙げられます。また、銀の認定の取得後は、安全衛生に取り組むことで、次のステップである「金の認定」の取得を目指すことができます。