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企業間留学
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企業間留学
読み:きぎょうかんりゅうがく
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企業間留学とは一般的に、一定期間自社の従業員を他社へ派遣することを指し、「他社留学」とも呼ばれます。
従業員は、雇用契約を元の企業(送り手企業)と結んだまま、受け手企業に主に「研修」という形で勤務します。送り手企業と受け手企業は「研修契約」を結び、留学期間や業務など必要な項目についてあらかじめ取り決めます。
企業間留学は、次世代リーダーなどの人材育成や社内活性化を目的として実施されるケースが多いようです。従業員にとっては、外部での経験を通して、新たな視点や専門性を身につけ、成長することができます。送り手企業にとっては、成長した従業員を起点に社内活性化が促進されるメリットがあります。また、受け手企業にとっても他社の従業員を受け入れることで、自社組織の活性化が期待されます。
企業間留学が注目されている背景のひとつに「市場の成熟」が挙げられます。多くのマーケットでは、ビジネスモデルが完成し、製品やサービスが市場に一通り浸透した「成熟期」を迎えており、シェアを大きく拡大することが難しくなっています。また、時代の変化に対応するために、多くの企業で新しい事業や仕組への挑戦が求められています。そのような状況下で、新規事業の開発などにつながる手法として、従業員に新しい体験を与える企業間留学が注目を集めています。
<監修者>
丁海煌(ちょん・へふぁん)/1988年4月3日生まれ。弁護士/弁護士法人オルビス所属/弁護士登録後、一般民事事件、家事事件、刑事事件等の多種多様な訴訟業務に携わる。2020年からは韓国ソウルの大手ローファームにて、日韓企業間のM&Aや契約書諮問、人事労務に携わり、2022年2月に日本帰国。現在、韓国での知見を活かし、日本企業の韓国進出や韓国企業の日本進出のリーガルサポートや、企業の人事労務問題などを手掛けている。
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